相棒になるAIが決まった。プロンプトの書き方もわかった。では最後に——「自分の場面で、具体的にどう使えばいいの?」
この記事は、その答えをまとめた逆引き辞典です。仕事・勉強・創作・暮らし・専門職の16のシーンについて、「どのAIを使い、何と入力すればいいか」を1セットでご紹介します。
上から順に読む必要はありません。気になるところだけ拾い読みして、そのままコピーして使ってみてください。
🗂️ この記事の使い方
- 下のメニューから、自分の場面へジャンプ
- おすすめAIと、そのまま使えるプロンプトを確認
- コピーして、〇〇の部分を自分の内容に書き換える
💼 仕事で使う
ポイント:「文章を書く時間」と「まとめる時間」が一気に減ります。
ゼロから書くより、AIに下書きさせて直すほうが速い。定型のやり取りほど効果が大きい場面です。
以下の内容でビジネスメールを書いてください。 【伝えたいこと】〇〇 【トーン】丁寧に、簡潔に 【文字数】300字程度
長い記録を整理するのはAIの得意分野。決定事項と宿題を分けて出させるのがコツです。
以下の会議メモを議事録に整えてください。 【形式】決定事項/保留事項/次回までの宿題(担当者つき) 【条件】発言者名は残す (メモを貼る)
まず構成をAIに考えてもらい、中身は自分で埋める。この分担がいちばん失敗しません。
「〇〇」について社内向けプレゼンを作ります。 スライド構成を提案してください。 【時間】10分【聞き手】〇〇 【条件】各スライドの要点を1行で
「関数の書き方を調べる」時間がゼロになります。やりたいことを日本語で伝えるだけです。
Excelでやりたいことがあります。関数を教えてください。 【やりたいこと】〇〇 【条件】数式と、その意味の解説もつけて
📚 勉強・研究で使う
ポイント:「自分専用の家庭教師」として使うのがいちばん効きます。
答えを聞くより「解き方を教えて」と頼むのがコツ。理解度チェックまで頼むと定着します。
「〇〇」がわかりません。 【条件】答えだけでなく考え方を順番に説明 ・身近なたとえを1つ使う ・最後に理解度を確認する質問を3つ
添削だけでなく「なぜ直したか」を聞くと、次から自分で書けるようになります。
以下の英文を自然な表現に直してください。 【条件】直した箇所と理由を日本語で説明 ・同じ意味の別の言い方も1つ (英文を貼る)
資料をアップロードすると、その中身だけを根拠に答えてくれます。話がそれません。
アップロードした資料について教えてください。 【条件】 ・この研究の結論を3行で ・使われている手法を初心者向けに ・記載箇所も示す
✍️ 創作・発信で使う
ポイント:AIに「全部つくらせない」のが、良い作品の秘訣です。
全文を書かせるより、構成と下書きを頼んで自分の言葉で仕上げるほうが読まれる記事になります。
「〇〇」というテーマでブログを書きます。 【読者】〇〇について知らない人 【条件】見出し構成を5つ提案/各見出しに一言説明
「何を・どんな雰囲気で・どんな画風で」の3点を伝えると狙いに近づきます。
【描いてほしいもの】〇〇 【雰囲気】〇〇(例:やわらかい、静か) 【画風】〇〇(例:水彩、写真風) 【構図】〇〇(例:横長、真上から)
台本づくりはAIの得意分野。ナレーション音声まで任せられます。
「〇〇」の解説動画の台本を書いてください。 【長さ】5分【視聴者】初心者 【条件】冒頭10秒で興味を引く/話し言葉で
楽器が弾けなくても、雰囲気を言葉で伝えるだけで曲ができます。
【ジャンル】〇〇(例:アコースティック) 【雰囲気】〇〇(例:朝の散歩、前向き) 【長さ】2分程度 【歌詞のテーマ】〇〇
🏠 暮らしで使う
ポイント:仕事以外こそ、気軽に試せて上達が早い場面です。
条件を細かく伝えるほど現実的な旅程になります。最新情報は必ず公式で確認を。
〇〇へ〇泊〇日で旅行します。 【同行者】〇〇【予算】〇〇【目的】〇〇 【条件】1日ごとの行程表/移動時間も記載
「冷蔵庫にあるもの」から逆算させると、食材を無駄にしません。
冷蔵庫に〇〇があります。 これを使った献立を3日分考えてください。 【条件】買い足すものリストもつける
直訳ではなく「読み手」を指定すると、自然な訳になります。
以下を〇〇語に翻訳してください。 【読み手】〇〇【トーン】〇〇 【条件】直訳ではなく自然な表現で (文章を貼る)
🔧 専門的な仕事で使う
ポイント:専門分野では、AIに「答え」を出させない。“下ごしらえ役”に徹してもらう。
ここまでは、多くの方に共通する場面を見てきました。最後に、もう少し専門的な仕事での使い方にも触れておきます。
専門分野で大切なのは、AIに判断そのものを任せないことです。法令・技術基準・安全にかかわることは、間違いが許されません。そのかわりAIは、「探す・整理する・下書きする」という下ごしらえで大きな力を発揮します。準備はAI、判断は人——この分担が鉄則です。
エラーメッセージをそのまま貼るのがいちばん速い解決法です。
以下のエラーが出ました。原因と直し方を教えてください。 【やりたいこと】〇〇 【エラー】(そのまま貼る) 【条件】初心者にもわかる説明で
おまけ:私の場合(土木の仕事で)
ここで少しだけ、個人的な話を。実はこのブログを書いている私は、普段土木の仕事をしています。このサイトに QGISで地形図データをつくる記事 があるのは、そのためです。
土木の現場では、分厚い技術基準や仕様書を読む場面がとても多くあります。「あの規定、どこに書いてあったかな」と何十ページもめくる——あの時間に、AIがよく効きました。同じように専門資料を扱う方(研究職や士業の方など)にも応用できる使い方なので、参考までにご紹介します。
資料をアップロードし、その中だけから探させます。条項番号を示させるのが安全に使うコツです。
アップロードした基準書について教えてください。 【知りたいこと】〇〇の規定 【条件】該当箇所を引用し、条項番号も示す ・書かれていない場合は「記載なし」と答える
🤔 迷ったときの選び方
ポイント:シーンで迷ったら「文章か、調べものか、資料か」で考える。
16のシーンを見て、それでも迷ったときは、この3択で考えてみてください。
| やることの性質 | 選ぶAI | 理由 |
|---|---|---|
| 文章をつくる・直す | Claude/ChatGPT | 言葉を扱うのが得意 |
| 正しい情報を調べる | Perplexity | 出典が必ず付く |
| 手元の資料を読み解く | NotebookLM | その資料だけを根拠にする |
| いつもの作業を速くする | Copilot/Gemini | 普段の画面の中で完結 |
- どの場面でも共通の注意点: AIの答えは間違っていることがあります。仕事で使う数値・法令・技術基準などは、必ず一次資料で確認してください。また、氏名・住所・取引先情報・社外秘の資料は入力しないようにしましょう。
まとめ:あなたの場面から始めよう
今回のポイントを、最後にぎゅっとまとめます。
- AIは「使う場面」を決めた瞬間から役に立ちはじめる
- 文章ならClaude、調べものならPerplexity、資料ならNotebookLM
- 仕事ならCopilot、Google環境ならGemini、迷ったらChatGPT
- まずは自分の1シーンだけ、今日試してみる
ここまでの7記事で、AIの入口はすべて通過しました。何かを知り、選び、頼み方を覚え、使う場面まで見つけた——もう立派なAIユーザーです。
次回からは、いよいよ1つひとつのAIを深く掘り下げる「完全ガイド」に入ります。まずは最も多くの人が最初に選ぶChatGPTから、基本操作から一歩進んだ使い方まで、じっくりご案内します。
👉 次回(第8回):ChatGPT完全ガイド|初心者のための使い方のすべて(近日公開)
※ この記事は、新しい記事の公開に合わせて随時更新していきます。各AIの詳しい使い方は、今後の「完全ガイド」で1つずつ解説予定です。
